2015年11月15日日曜日

闘病日記・化膿性脊椎炎編


化膿性脊椎炎と診断された後、

 

同じ病気になった人のブログを見ました。

 

痛みや苦しみが同じで変な親近感がわき、何だか勇気づけられましたね。

 

どれくらいで良くなるのかといった目安や

 

症状が今後どうなるのかわかりありがたかったです。

 

意外と10代、20代の人もなっていて本当にいつだれがなってもおかしくない病気だと思いました。

 

病院でも最近増えてきていると言っていたので気を付けてくださいね。
 
 
 

 

 

 

化膿性脊椎炎と診断され入院後待っていたのは絶対安静の指示でした。

 

起き上がることでもろくなっている背骨が潰れるリスクがあるので

 

ベッドを30度上げることのみを許される状態です。

 

 

この寝たきりの状態を3週間続けました。

 

最初は寝ているだけだったら大したことないと思っていました。

 

 

しかし、これが地獄の続きでした。

 

寝たきりになることで内臓の働きがおかしくなります。


 

食事もろくに食べられず、常に内臓の痛みで唸っている状態。

 

痛み止めを飲んでいないと正気を保てない状態です。

 

地獄の次は修業が待っていました。

 

お風呂にも入れず本当に修業ですよ。

 

痛い、食べれない、眠れない、臭い。

 

今は耐えるしかないと思っていました。

 

 

 

そんな最悪の日々に救世主が現れます。

 

コルセットです。

 

このコルセットはそこら辺のコルセットとはわけが違います。

 

値段も高く、寸法を測って作成し、胴体をがっちり固定します。

 

このコルセットを装着することで徐々に行動の自由が許されていきました。

 

進化の過程は大まかにいうと4段階です。

 

 

 

1.座る・車いす時代

 

寝ている状態から体を起こして座れた時の喜び。

 

皆さんにはわからないだろうなぁ。

 

世界の見え方が変わる劇的瞬間でした。

 

車いすでベッドから離れるって最高ですよ

 

 

2.立てるようになる

 

立つことがこれほど大変だとは思いませんでした。

 

足が震えてガクガクするんですよね。

 

立っている人を見て憧れていましたもん。



立てる人ってすごいなと思っていました。

 

 

3.歩行器で歩く→歩く

 

もうこの頃にはだいぶ日常に近い感じになりました。

 

ただ、背骨が潰れないか心配で極力無理はしないようにしていました。

 

とにかく背骨が潰れて下半身に障害が出ないかが一番心配でした。

 

 

4.元の状態に戻る

 

ほぼ毎日行ったリハビリのおかげで歩きがだんだんスムーズになりました。

 

最初は筋肉が弱っていて座っている状態から足を持ち上げることもできませんでした。

 

しかし、3週間のリハビリで歩行に関してはほぼ元に戻りましたね。

 

 

 

点滴は原因菌の特定が難しく、

 

抗生剤の種類を見極める時期3週間ほどを経て、

 

6週間2種類の抗生剤を15回投与しました。

 

途中で肝臓の数値が悪くなったりしましたが、比較的順調に回復し、

 

最後の2週間は陰性化の目安の基準CRP0.3以下で推移し退院となりました。

 

 

 

 

今回の教訓

 

痛い目をみたら心を入れ替える

 

 

「素人考えの判断でお医者さんを説得し退院をするという暴挙に唖然とした」

 

と、ある方にご指摘いただきました。

 

そうです。

 

その通りです!

 

素人考えほど恐ろしいものはありません。

 

 

これはゴルフでも一緒ですね。

 

本当の専門家はその判断の結末がどうなるのかわかっています。

 

もしかしたら私の主治医は痛い目を見ておとなしくなってもらおうとしたのかも!?

 

 

痛い目を見たことで心を入れ替えました。

 

とにかく安静にする。

 

とにかく慎重にする

 

とにかく焦らない。
 
 
 
 

行動も極端に消極策を選択します。

 

「背骨が潰れるので立ちたくありません。」

 

「危ないので歩けません。」

 

「もう帰りたいとは言いません、むしろ退院させないでください。」

 

 
完全に心を入れ替え優等生な患者(むしろ手がかかる患者)として過ごしました。

 

 

 

どうしようもない状態になったら自分の力で何とかしようなどと思わないことですね。

 

自分の力で何とかすることができないレベルになってわかりました。

 

 

人間諦めることも大事です。

 

中途半端な願いを持たないレベルまであきらめます。

 

徹底的に諦めることで見えてくるものがあると思います。

 

 

これはゴルフも一緒です。

 

何をしても上手くいかない日や上手くいかない時期はあるものです。

 

そういう時は頑張ってもがいてみても上手くいくことは少ないでしょう。

 

そんな時は心を入れ替えてみるのもいいですね。

 

 

 

期待している心を捨ててみるのもいいでしょう。

 

諦めてもいいでしょう。

 

頑張ることをやめてもいいでしょう。

 

人に頼ってみるのもいいでしょう。

 

今までと違うことをしてみてもいいでしょう。

 

あえて今までと逆をしてみるのもいいでしょう。

 

 

 

そうすることで自分自身の思考の枠を壊すことができ、

 

物事が好転するかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿