2015年11月27日金曜日

闘病日記・看護師さんに学んだ仕事の意味


今回の入院中、

 

幼稚園と小学校3年生の時に入院していた記憶が蘇りました。

 

腎臓の病気、ネフローゼ症候群という病気でした。

 

 

子供が一人で1ヶ月入院する。

 

これは相当辛いですよね。

 

弟もいたのでほとんどの時間を一人で過ごしていました。

 

夜中に暗い病院の廊下にある公衆電話から家に電話をかけ、

 

泣きながら帰りたいと何度も訴えかけていたこともありましたね。

 
 


小学校3年生の時に入院した際、

 

見習いの看護師さんに担当してもらい、すごく優しくしてもらいました。

 

その看護師さんの好きな歌手の音楽をプレゼントしてくれたり、

 

いつも時間さえあれば話し相手になってくれていました。



なんでそんなに優しくしてくれたのかは今でもわかりませんが、

 

いまだに記憶に残っているんですよね。


 

退院の時にはまた顔見せに来てねって言ってくれましたが、

 

退院してからは手紙をもらったような記憶くらいしかないですね。

 

もう30年くらい経つけど、今でもあの時の看護師さんはどうしているんだろうって思います。



本当に感謝しかないですよね。

 

 

 

今回の入院でも、きっとこの先記憶に残る

 

すごく素晴らしい看護師さんたちに助けてもらいました。

 

そして看護師さんの仕事ぶりからたくさんのことを学ばせてもらいました。

 

 

 

全く無力でどうしようもない状態になった時にわかりました。

 

自分の力ではどうしようもないことが世の中にはある。

 

頑張っても無駄なことがあると心底わかりました。

 

改めて考えるとその方が多いのかもしれません。

 

 

 

そして、そんなただ寝ていることしかできない状態の自分を助けてくれる人がいる。

 

本当にありがたいことに感じました。

 

今までこれほど心から感謝できたことはありませんでした。

 

今でも助けてもらったことを思い出すと涙が出ます。

 

 

 

看護師さんの仕事は言葉にできないほど大変です。

 

勤務は長時間にわたり、重労働で夜勤などもあります。

 

 

病棟では身動きが取れない人や

 

意識がはっきりしない人など

 

本当に困っている人を助ける仕事をしている。

 

こんなにも人の役に立つために献身的に行う仕事が世の中にあるんだと感動しました。

 

 

 

そんな姿を見て

 

「自分は本当に人の役に立っているのだろうか?」

 

「困っている人を助けられているのだろうか?」

 

 

そんな疑問が浮かんできました。

 

もちろん今まで早く良くなってほしい、


人の為になることをしようと思ってやってきました。

 

 

でも、



結局自分のための仕事になっていなかっただろうか?

 

人の為にやっているつもりが、自己満足になっていなかっただろうか?




それは本当に相手のためになる優しさだったのだろうか?




本当に導くべき方法だったのだろうか?
 

 

 

今までさんざん本や人の話で

 

世のため、人のために貢献することが大事だって学んできました。

 


でも、

 

頭ではわかっていても心までは届いていなかったのかもしれません。

 

 

 

看護師さんのお仕事ぶりを見て本当の意味を理解できました。

 

言葉ではなく、態度や行動から。

 

理屈じゃなくて心で感じ取りました。

 

 

 

これが仕事をする意味なのだと。

 


 

人に涙を流して感謝される仕事をしたい。

 

鳥肌が立つほど感動する体験をしてもらいたい。

 

 

 

これからは自分が役に立てる人を助け、

 

導くことを今まで以上に真剣に行っていこうと思います。

 

 

人生を変える学びをありがとうございました。

 

 

 

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